フランクとショーソン
セザール・フランクのヴァイオリンソナタという曲の存在を知り、ピアノとヴァイオリンが奏でる揺蕩(たゆた)うような、浮遊感のある調べに魅了されてしまって、先月は繰り返し聴いていた。
なるほどこれがフランス的っていうヤツなのか、確かにフォーレとかドビュッシーっぽいなぁなどと思って聴いていたのだが、どうやらドビュッシーの印象主義とは対抗していた人だそうで、うーむ、やっぱりクラシックは難しいなぁなどと思った次第。
まあそれはそれとして、フランクの曲をもっと聞きたいと思って調べてみると、代表曲としてはもう一つ、交響曲ニ短調が挙げられていることが多く、早速購入してみた。
この曲の定番というか基準になるような名盤らしい。
一聴して、あんまりフランスっぽくないかも。まあ交響曲だからなのだろうが、ドイツ的だなぁと思ってしまう。
そして、カップリング(とはクラシックの場合言わないだろうけれど)されている弟子のショーソンの交響曲が、とても似ているというか、非常に近しい曲という印象。
師匠のスタイルを踏襲しているのか、どちらも珍しい3楽章形式だし、始まり方は沈鬱で、キャッチーなテーマが様々な形で繰り返される。
フランスっぽくないと言いつつ、どちらも比較的演奏時間は短いし、軽みがあるというか、気楽に聴ける気がする。ブラームスのように、気合を入れて真剣に向き合わなくても聴けるという感じ。
何度か聞いていると、弟子のショーソンの方が完成度が高いかな、という気がしてきた。
などと1週間ほど楽しんでいたら、なんとAmazonからまた同じCDがまた送られてきた。
左開封前、右開封済み。
「数量2」にして注文してしまったかと焦ったが、そうだとしたら、2枚一緒に送られて来るはず。同時に注文した他の品物と一緒に送られてきたので、間違って梱包されたらしい。
返品手続きはあっという間に終わり、翌日ヤマト便が引き取りに来た。さすがAmazon。
Uber eatsで注文内容に不足があった時も同じなのだが、とにかく返金処理がスムーズ。
いちいちクレームに付き合っているより、さっさと返金する方がコストが掛からないということなのだろう。
このあたり、何でも丁寧に対応すれば良いというものでもないというのは、アメリカンな考え方なのか、グローバルスタンダードなのか。