関心領域@109シネマズ川崎
シネマチケットがもう1枚余っていたので、「オッペンハイマー」に続いて「関心領域」を観に行った。
が、これは場面や時代の設定を全く知らないで観るべきだったと思う。
映像表現としては、冒頭の数分間にわたる真っ暗な画面とノイズのような現代音楽、屋敷内の至る所に固定されたカメラ、常に遠くから響いてくる呻き声や銃声、ところどころに挿入される無音の画面や少女がリンゴを運ぶモノクロのシーンなどなど、非常に工夫されていて興味深いし、自分自身の「関心領域」について自問自答を促される作りなのだが、いかんせん、場面設定を知った上で観ているので、ああそう来るのねという一歩引いた見方になってしまうのが勿体ない。
設定を知ってしまえば、ネタバレもへったくれもない。それと、さすがに何も起こらな過ぎるので、眠気を誘われてしまう。
でもこの映画はなんと言っても「音」が主役。あの音が常に聞こえてくる中で普通に日常生活が送れるというのが人間なんだなと。
そしてラスト。あのショッキングな展示物の山も、慣れてしまえば日常の一部になってしまうということを描いているのだろう。