昭和は遠くなりにけり

港街から日々のよしなしごとを淡々と

3度目の『シン・ウルトラマン』

同じ映画を金を払って何度も見に行くなんて信じられん、などと思っていたが、結局『シン・ウルトラマン』は3回劇場で観ることになった。
一度目は公開初日、仕事帰りに一人で。
二度目は子供を連れてIMAXで見ようと思っていたが、上映時刻が合わず、通常のスクリーンで。

まあこれで十分お腹いっぱいではあったが、IMAXで見られなかったのが心残りだなぁと思っていたので、昨夜寝る前、息子に「ウルトラマン、もう一度見に行く?」と聞いてみたら、即答で行くとのこと。
今時の中学生、暇さえあればスマホタブレットYouTubeTwitterを眺めているようなので、いろいろ答え合わせしに行きたかったのだろう。

ところが最寄りの劇場でIMAX上映は終わっており(『ドラゴンボール超 スーパーヒーロー』になっていた)、仕方なく次に近い劇場を調べてみると、4DXで上映中。

というわけで、三度目は4DX初体験となった。大人一人と中学生二人で6800円。高っ。
揺れるのは分かっていたが、気を抜くと椅子からずり落ちそうになるので、戦闘シーンになるとお尻に力を入れて踏ん張らないといけない。まあ子供が付き合ってくれるアトラクションだと思えば許せるが、一人で映画を鑑賞する時に選択するものではないな。

さすがに3回目ともなれば、ストーリーも演出面も百も承知なわけだが、それでも最後の戦いで目頭が熱くなってしまうのは、やっぱり歳のせいだろう。
ウルトラマンが、ウルトラシリーズが好きで本当に良かった。オファーした円谷プロにも、受けてくれた庵野さんにも感謝しかない。
興行収入がいくらになるか知らないが、東宝は何としてでも、続編を撮らせてあげて欲しい。

『帰ってきた シン・ウルトラマン』でタッコング戦があれば、きっと水しぶきがバンバン降りかかる4DXになるはず。

不満はと言えば、メフィラスが漕ぐブランコに合わせて座席が揺れなかったことと、長澤まさみの匂いがしなかったことかな。